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医療安全管理システム HoSLM

医療安全管理モニタリング情報システムHoSLM*1(ホスルム)は、見えにくかった医療安全管理状態を見えるようにし、医療安全管理の状態を評価します。宮城県内外の医療機関のご協力をいただきながら、長年の医療安全管理の研究に基づき開発された医療安全管理コンピュータ・ソフトウェアです。

*1 Hospital Safety Level Monitoring Information System

これまで医療安全管理が有効に機能しているかどうかは見えにくいものでした。多くの病院では、安全対策が実施されても、その効果を評価するまでに至らないか、または単純にインシデント数の変化を比較するだけで、十分な評価とは言えない状況でした。HoSLMは、医療安全ピラミッド理論に基づいて、病院全体や診療科ごと、部署ごとの医療安全管理水準の評価、危険度の評価、安全対策の評価(介入効果の評価)などができます。

7つの機能

HoSLMは、以下の7つの機能により、見えにくかった医療安全管理状態を見えるようにし、医療安全管理状態の評価を可能です。

  1. 医療安全管理状態のモニタリングができる
  2. 危険性の高まりを把握できる
  3. 比較分析・組合せ分析ができる
  4. 医療安全対策の効果(介入効果)が評価できる
  5. 難しい分析も自動所見でサポートしてくれる
  6. 他の医療安全サポートシステムを補完し、併用できる
  7. 安全管理委員会や研修のための説得力のある資料作成ができる

モニタリング

一定期間ごと・月ごと・年度ごとに、下記の各項目の医療安全管理の状態をモニタリングすることができます。
病棟ごと、インシデント・アクシデントの種類要因ごとなどに分析ができますので、どこに問題があるか、どうすれば安全状態が向上できるかが、分析できるようになります。
患者数や疾患、病棟環境などが異なればインシデント・アクシデントの質が変化します。そのため単にインシデント・アクシデント発生実数の増減を把握するだけでは十分ではありません。
HoSLMでは、標準化や分布関数などで、その問題を解決しています。

<モニタリングが可能な項目>
病院全体/病棟や診療科、部門の場合/疾患別(ICD大分類・中分類、DPC分類など)/インシデント・アクシデントの種類・要因/職種別や世代別、臨床経験年数別、部署別勤務年数

危険性の高まりの把握

医療現場における、患者に影響を与えるアクシデント発生の危険性をHoSLMで把握することができます。
病院や病棟ごとに危険性を表すピラミッド(医療安全ピラミッド理論)の形や大きさは異なります。
HoSLMの累積関数、分布関数、類型化分析(リスクの大きさと強さを同時に表示)により、危険性の変化(アクシデント発生確率の変化)やその兆しが把握でき、アクシデントの防止につながります。

比較分析・組合せ分析

  • 病棟間・診療科間・部門間の比較分析
    複数の病棟間や診療科間、部門間の医療安全管理の状態を比較分析することができます。
    比較分析できることで、医療安全の問題点の把握や、安全対策策定と実施の方法の検討ができます。
  • 病棟・診療科・疾患・職種・インシデント・アクシデント要因の複数の組み合わせにおける医療安全管理状態の分析
    病棟や診療科ごとのインシデント要因などの比較ができるため、診療科・病棟ごとの医療安全対策の内容などの検討ができます。
  • 危険度の観点からの、病棟、診療科、部門などの比較分析
    病棟、診療科、部門などを危険度の観点から類型化して比較分析できます。
    そのため危険度の観点から病棟、診療科、部門などを比較して、医療安全対策策定に役立てる事ができます。

医療安全対策の効果(介入効果)の評価

実施した安全対策が、実際に効果があったかどうかをHoSLMによって数量的に評価できます。
効果のない安全対策はいち早く中止し、より効果のある対策を考える事が必要です。
そして効果のない安全対策の中止は医療現場の煩雑さの改善、業務のスリム化につながります。

難しい分析も自動所見でサポート

HoSLMでは、医療安全管理水準、ゆらぎ、介入効果、類型化分析などで分析の自動所見が表示され、医療安全管理者の判断や評価をサポートします。分析の自動所見は、長年医療安全管理について研究されてきた知見によって構成されており、他にはない独自の機能です。

他の医療安全サポートシステムの補完と併用

インシデント・アクシデントのレベル別発生件数を用いて評価する独立したシステムで、現在販売されているどのメーカーの医療安全サポートシステムとも併用できます。
また、他の医療安全サポートシステムには無い機能が多くあるので、一緒に使い、それらを補完します。

安全管理委員会や研修のための説得力のある資料作成

医療安全管理者は、医療現場の安全管理状況を医療安全管理委員会に報告し、必要に応じて安全対策を実施しなければなりません。また医療現場で医療安全研修会を開催して、医療安全管理の認識を高めなければなりません。その場で使用する医療安全管理データは、病院管理者や現場を説得できるものでなければなりません。HoSLMによって有効なデータによる、説得力のある資料を作ることができます。

画面イメージ

インシデント・アクシデント・レベル別件数 新規登録画面

インシデント・アクシデント・レベル別件数 入力状況画面

モニタリング・レポート作成指示画面

分析レポート作成指示画面

医療安全ピラミッド理論とは

医療安全管理者は、医療現場の安全管理状況を医療安全管理委員会に報告し、必要に応じて安全対策を実施しなければなりません。
また医療現場で医療安全研修会を開催して、医療安全管理の認識を高めなければなりません。
その場で使用する医療安全管理データは、病院管理者や現場を説得できるものレベル別にインシデント・アクシデント発生数を並べると、患者への影響度のレベルが低いもの(例えば最も低いレベル0や1)は発生率が高く、発生数も多いですが、レベルが高く(例えばレベル5や6)なるごとに、発生率が低くなり、発生数も少なくなっていきます。
それらをレベルの低いものから高いものに順に積み上げると、ピラミッド(三角形)の形に表せます。そのピラミッドの大きさと形、それらの変化で、その病院や病棟などの医療安全管理の状態や、実施した安全対策の効果などを読み取るのが医療安全ピラミッド理論(関田康慶・東北福祉大学教授の研究グループが文部科学省科研費で開発)です。
この医療安全のピラミッドを、より精緻で、医療安全状態の変化を読み取りやすくするために、HoSLMでは、ピラミッドを累積関数(リスクの大きさ)や分布関数(リスクの強さ)などの曲線グラフに変換しています。
医療安全ピラミッドは、患者に影響を与える医療安全上のトラブル発生の危険性を把握できますが、医療安全トラブルをインシデントのレベルで食い止め、アクシデントに至らないようにすることに、医療安全ピラミッド理論を活用するねらいがあります。医療安全ピラミッド理論では、ピラミッドのゆらぎの程度、介入の程度、報告漏れなどがグラフや数値で示されます。

製品仕様

HoSLMソフトウェア(DVD)/ノートorデスクトップパソコン(HoSLMセットアップ済)/HoSLM操作マニュアル/HoSLM解説マニュアル/HoSLM活用マニュアル

動作環境

OS Microsoft Windows 7(64bit) 以降
CPU Celeron 1.8GHz 以上 (Ivy Bridge 世代以降)
メモリ 4GB 以上
HD 500GB 以上
その他 Microsoft Excel 2010 以降
MySQL 5.5.32
Tomcat 7.0.42
Java7 Update25

監修

東北福祉大学健康科学部教授 関田康慶(東北大学名誉教授) 医療安全研究グループ

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