PL東京健康管理センター様
Medlas21+導入事例
PL東京健康管理センター様 は、生涯にわたる個人の健康を管理することを目的に、日本で最初のメンバー制による自動化健診施設(短時間人間ドック)として昭和45年12月に東京・渋谷に開設されました。健康診断のあり方について、受診する集団の基準値で判定するだけでなく、一人ひとりの個人の健康状態を把握して、個人の基準値を用いたきめ細かな健康管理を行うとともに、「心の健康」をはじめとするライフスタイルの改善についてもアドバイスすることで、各個人の生活に合わせた総合的な健康管理を行うことを目指しておられます。
目的と課題
PL東京健康管理センター様の従来のシステムは、メインシステムである汎用機の健診システムと、個々の分析機毎の検査サブシステムから構成されていました。旧バージョンの『Medlas21』もそれら検査サブシステムの一つとして、生化学検査と血液検査に対応しており、健診終了後に個人に渡される「健診成績通知書」を出力するのはメインシステムである健診システム側となっていました。
従来システム概念図
今回、電子カルテシステムを新規導入した主な目的は、引き続き健診システムを中核として、新規に電子カルテシステムを導入することで、検査結果、健診結果も含めた電子化による総合的な運用改善を実現することにあります。
したがって、健診システムと電子カルテシステム、検査システム間の検査結果情報の整合を確保することが大きな課題でした(個人あての「健診成績通知書」も健診システム側での出力となっています)。
そこで、この課題を解決するため、新システムは以下のようなものとなりました。
電子カルテシステム導入後の新システム概念図
新システムは、Medlas21をMedlas21+にバージョンアップし、全ての検査項目をMedlas21+で処理する形としました。それにより、検査の依頼情報と検査結果が、電子カルテシステム、健診システムと検査システム(Medlas21+)間の送受信になっています。
これは、健診システムの健診依頼情報を電子カルテシステムに送信し、身長・体重など、健診システムが直接出力する一部の検査結果はMedlas21+に送信することで、依頼情報は電子カルテシステムからMedlas21+に送信され、全ての検査結果はMedlas21+から電子カルテシステムと健診システムに送信されることになります。
システム構成図
病院様の評価
検討段階において、20年以上前から当社の検体検査システムMedlasをご利用いただいていたことで、当社のシステムの機能や信頼性に加えて、長年にわたる当社担当SE/営業のサポートについてご評価いただき、今回Medlas21+へのバージョンアップも決定していただきました。
臨床検査システムMedlas21+はMedlas-Fitとして名称変更し、2015年7月よりリニューアルしました。
Medlas-Fitについては こちら をご覧ください。