キーウェアソリューションズ株式会社

製品・ソリューションProducts and Solutions

ラッシュジャパン合同会社様

ASTERIA Warp導入事例

人、動物、環境に良心的な企業であることを信念として、食品や植物などの天然成分を原料としたハンドメイドコスメを製造・販売する化粧品メーカーであるラッシュジャパン合同会社は、2021年11月にオンラインショップをリニューアル。

その際にデータベース(DB)の形式がSQLServerからBigQueryに変更となり、各システムへのデータ連携が以前と同じ方法では難しくなりました。
それを解決したのが、ASTERIA Warpのさらなる活用でした。

EAI製品であるASTERIA Warpの導入によって、どのような効果があったのか、お話を聞きました。

簡単な連携から、より本格的なデータ連携へ ~導入背景

—ASTERIA Warp導入のきっかけや決め手を教えてください。

IT部 部長 研谷 剛士 様

きっかけは輸出時に税関に提供する資料作成と輸出先への請求書作成を行っていたkintoneに商品データを連携するツールを探していたことでした。
所属するIT部門はもともと7名で、システムメンテナンスから機器の導入などIT関連の業務全般を担っています。
リソースにも限りがあるため、全員がプログラミングできるようにするのは難しく、誰でも保守・運用面をケアできるようにしたいという考えから、内製化に向けてノーコードツールであるASTERIA Warpを導入しました。

その後、2021年11月にオンラインショップのリニューアルがあり、DBの形式がSQLServerからBigQueryに変更となりました。
これにより今までの方法ではDBからのデータ取得が難しくなりました。そこでASTERIA Warpを本格的に利用してBigQueryへのアクセスと、取得したデータの他システムへの連携を行うことにしました。

—ASTERIA Warp内製化を進めるにあたり、不安はありましたか。

ベンダーからどの程度支援が受けられるか不安でしたが、キーウェアの提供する内製化支援サービスによりすぐに問題ないと判断できました。
コンポーネントの使い方だけでなく、サンプルフローを提供いただき、非常に助かりました。
他にも、ASTERIA WarpをCore+からStandardに切り替えるタイミングでサーバーをWindowsからLinuxに変更したのですが、社内にLinuxからBigQueryへの接続経験者が少なく、キーウェアにサポートいただきました。製品以外の問い合わせについても、アドバイスをしていただいたので、非常に助かりました。

親身なサポートで、連携フローが完成 ~導入してみてわかったこと

—今回作成した開発部分について、詳しく教えてください

まずは、オンラインショップとの連携部分を開発しました。【フロー図:1】
現在は2本のプログラムが稼働しています。

一つは、オンラインショップの売上情報をBigQueryからASTERIA Warpで取得しています。取得した売上データを連携用フォルダにcsv形式で格納し、会計システムと在庫管理システムに連携しています。

もう一つは、注文情報をBigQueryから取得し、在庫管理のシステムに連携して、未出荷のオーダー情報をもとに商品を確保しています。

開発期間は他の業務と並行して1週間ほどでしょうか。設計後のフロー作成は順調に進みました。使い方を聞きながら作成することと、あまり手順が多いと後々のメンテナンスが大変になるため、シンプルに作成するように心がけています。

リニューアルのタイミングで2か月ほど正確な情報をモニタリングし、手動で連携。情報のモニタリングがきちんと確認された段階で自動連携に移行しました。現在は大きな問題もなく、スムーズに連携されています。

オーダー件数は1日に500~600件ほどで、繁忙期は1000件超えることもあります。全体として月に15,000件程度です。これまでは、情報が正しく連携されていることを確認する必要がありましたが、今では1日1回夜間にバッチを流すだけでいいため、注視している時間がすべて削減されたことが一番大きな効果です。

【フロー図:1】
オンラインショップとの連携

次に作成したのは、LINEギフトとの連携部分です。【フロー図:2】

自社サイトだけでなく、外部のチャネルも積極的に利用していこうと検討している中で、特にギフトの需要を伸ばしたいことから、ギフト用の外部オンラインショップであるLINEギフトと連携することにしました。

もともとLINEギフトが提供しているAPIを利用したシステムの自動連携を考えていたのですが、そのAPIをASTERIA Warpが読込可能ということで、新たなバッチファイルは作成せず、ASTERIA Warpを利用しました。

フローを作成の際、LINEギフトとのAPI連携の方法がわからなかったので、キーウェアにサポートいただきました。そのサポートがなければフローを作成できなかったので、とてもありがたかったです。

厳しいスケジュールでしたが、キーウェアの支援もあり、フロー作成は1週間ほどで完了しました。
LINEギフトとの連携は初めてだったので、オーダー件数もそこまで多くないと思い、ある程度は手作業で対応しようと考えていました。しかし、想定以上のオーダー件数があり、手作業ではとても対応できない状態でした。
ASTERIA Warpによる連携がうまくできていてよかったです。

【フロー図:2】
外部オンラインショップとのAPI連携

今後の展望

—自動化したことに関しての評価はありましたか。

自動化に関しては関係部門からは高評価を得ています。特に、手作業では対応しきれないオーダー件数だったため、自動化できていなければ新たに人員の補充が必要なほどでした。
IT部門としても手作業だとデータが読み込めない等の問い合わせがあったと想像されるので、自動化できて本当によかったと感じています。

—今後の展望についてお聞かせください。

今後、ASTERIA Warpの出番がますます増えてくると考えていますので、開発者を増やしていきたいです。
実際にフローを作ってみて、既存のデータ連携部分もASTERIA Warpでできると感じました。
既存のデータ連携の課題は、プログラミングでコントロールしているため、なかなか手を出せないところですが、タイミングを見ながらASTERIA Warpに移行していければいいなと考えています。
また、現在LINEギフトとは在庫情報のデータ連携を直接行っていますが、在庫状況の共有ができるクラウドサービス等を介してAPI連携を行いたいと考えています。

—どうもありがとうございました。

お客様プロフィール

ラッシュジャパン合同会社

所在地:〒243-0303
    神奈川県愛甲郡愛川町中津4027番地3
資本金:1億円
従業員数:1,200名
事業内容:自社ブランド(LUSH)化粧品の製造・販売・輸出入・SPA施設
     プリペイドカード取り扱い
URL:https://jn.lush.com/

ASTERIA Warpについては こちら をご覧ください。

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