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ICT時代の活用術

22次世代の交通サービス「MaaS」がもたらすメリットとは

次世代の交通サービス「MaaS」

MaaS(マース:Mobility as a Service)は、電車、バス、飛行機など多様な交通機関を1つのサービスとして統合し、移動の利便性向上や効率化をはかる次世代の交通サービスです。普及が進めば、目的地までのルート検索からチケット予約・決済までを、利用する交通機関ごとにではなく一括して行えるようになります。また、移動や交通に関する膨大なデータを連携させ、都市部の渋滞解消や、過疎化が進む地方でバスや電車の最適な運行を実現するなど、社会課題の解決も期待されています。

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21ネットを通じて個人情報を盗む「フィッシング詐欺」にご用心
フィッシング詐欺 便利なWebサービスの利用が広がるとともに増えているのが「フィッシング詐欺」です。実在する企業を装いメールやSMSを送り、偽のサイトに誘導してパスワードやクレジットカード番号などをだまし取る行為です。最近では、コロナ禍でネット通販を利用する機会が増えたために、大手宅配業者の不在通知を装う手口が増加しています。巧妙な手口も増えるなか、被害にあうリスクを減らすためには、個人情報の入力を求めるメールを安易に信用しない、サイトにアクセスする際はメール内のURLではなく、検索サイトから公式サイトを探してアクセスするなど、注意しましょう。
20災害時の情報収集に役立つ無料Wi-Fi「00000JAPAN」
災害時の情報収集に役立つ無料Wi-Fi「00000JAPAN」 「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」は、地震や洪水などの大規模災害時に被災地の人が無料で利用できるWi-Fiです。携帯電話が通じない状況でもインターネット上でメールやSNSなどによる安否確認や情報収集ができるため、もしもの時の通信手段として覚えておくと安心です。スマートフォンの設定画面でWi-FiをONにし、ネットワーク選択画面から「00000JAPAN」を選べばインターネットに接続できます。ただし、緊急時でも迅速につながるようIDやパスワードの入力が必要ない分、セキュリティ対策は十分ではないため、個人情報の入力が必要な通信は控えることをおすすめします。
19次世代移動通信システム「5G」で変わる私たちの未来
次世代移動通信システム「5G」で変わる私たちの未来 「5G」は次世代のモバイル通信規格です。特徴は、「超高速」「大容量」「超低遅延」「多数同時接続」。通信速度は現在普及している4Gの約100倍といわれています。この技術によってあらゆるモノがネットにつながる「IoT」の普及が加速し、医師が離れた場所から患者の診療を行う遠隔医療やドライバー不要の自動運転が実現するなど、様々な分野で活用が期待されています。5G元年といわれる2019年。5Gの導入によって私たちの暮らしや社会がより便利で豊かに変わっていくことに、大きな期待が寄せられています。
18より安全にWebサイトを利用するために―httpとhttpsの違いとは?
より安全にWebサイトを利用するために―httpとhttpsの違いとは? ホームページのURLには「http」で始まるものと「https」で始まるものがあることをご存じですか? httpsの場合は通信が暗号化されるため、より安全性が高いと言われます。ただし、サイト自体が詐欺サイトだったり、通信相手が偽者だったりする場合もあります。サイトにアクセスした際には、httpsの“s”の有無だけでなく、掲載されているメールアドレスや電話番号などに不審な点がないかもチェックすることをおすすめします。
17Lアラートで、災害時の緊急速報を迅速にキャッチ
Lアラートで、災害時の緊急速報を迅速にキャッチ 「Lアラート」は総務省が推進する災害情報共有システムで、地方公共団体などが発信する地域の災害関連情報を集約し、多様なメディアを通して住民に一括配信するものです。台風や土砂災害といった自然災害情報をはじめ、避難勧告・指示、避難所情報、気象情報などの緊急速報を、テレビ、ラジオ、インターネットなどで迅速に入手できます。また、被災の恐れがあるエリアの携帯電話やスマホには、「エリアメール」や「緊急速報メール」として配信されるので、ご利用中の携帯会社などにサービス内容やご利用方法をご確認されてみてはいかがでしょうか。
16最近よく耳にするARやVR ―両者の違いをご存知ですか?
スマートフォンを見る時の何気ない姿勢にご用心 AR(拡張現実)は、現実の世界にデジタル情報を重ね合わせて表示する技術です。例えば、目の前の風景に合わせて道案内や施設の情報などを表示することができます。
これに対しVR(仮想現実)は、コンピューターによって作られた仮想的な世界を、まるで本当の世界のように体感できる技術です。アニメや映画の世界、宇宙旅行などの疑似体験ができます。
これらの技術は、日常生活・娯楽・教育・医療・ビジネスなど、さまざまな場面で活用が広がっています。
15『スマートフォンを見る時の何気ない姿勢にご用心』
スマートフォンを見る時の何気ない姿勢にご用心スマートフォンを操作する際、私たちはつい前傾姿勢をとってしまいがちですが、首を深く曲げるほど骨にかかる負荷は大きくなります。電車の中などでよく見かける右図60度ほどの角度になると、小学3年生一人分の体重に相当する27キロもの圧力がかかります。健康悪化を招かぬよう、スマートフォン使用時は、なるべく自分の顔の目の前に持ってくるよう意識することが大切です。また、ソファなどで首を支えるのも効果的です。
14『IoT(モノのインターネット)』
『IoT(モノのインターネット)』 IoTは、私たちの身の周りのあらゆるモノをネットワーク化し、価値あるサービスを生み出そうとする概念のことです。Internet of Things(IoT)=モノのインターネットと呼ばれています。
“モノ”に対しセンサーを付けることで、インターネットを介して、離れた場所の状態を確認したり、離れた場所の“モノ”をコントロールしたりすることが可能となります。
例えば、農場に設置したセンサーから気温や湿度などの環境情報を収集し、PCやスマートフォンでモニタリングする仕組みはIoT活用の一例です。さらに、道路に設置したセンサーを通して交通状況を把握したり、天候や河川の水位などを監視することで防災対策への応用も始まっています。今後、私たちの暮らしの利便性や安全性が高まることが期待されています。
13『ウェアラブル端末』
『ウェアラブル端末』 ここ数年、スマートフォンに続く携帯端末として注目されているのが、ウェアラブル端末です。ウェアラブル端末とは、腕や頭部など、身体に装着して利用することが想定された端末(デバイス)の総称で、身に着けるコンピュータともいわれています。手に持って操作しなければならないスマートフォンやタブレット端末とは違い、常に身に着けていることで両手が解放され、自然な形で操作ができ、行動記録ができるなどの特徴があります。国内外のさまざまなメーカー等からメガネ型、腕時計型、リストバンド型などさまざまな形態での商品が発表されています。
その背景には、半導体技術等の進展により小型化・高性能化が可能になったことに加えて、ビッグデータ等、さまざまなモノがインターネットにつながるようになった現在のネットワーク社会の発展があります。将来的には商業施設や病院、工場、物流施設、オフィスなどビジネスの世界での利用も検討されています。その普及により私たちの暮らしを大きく変えることになるかもしれません。
12ますます広がる「クラウド」の世界
よく目にする「クラウド」という言葉。身近な例では、WebメールやFacebookなどのソーシャルメディア、動画・写真共有サービスなどがあります。また、企業においても、さまざまなクラウドサービスを積極的に導入する企業が増えています。
「クラウド」とは、クラウドコンピューティングを略したものです。従来、パソコンなどの端末を使用する際には、ソフトウェアとデータが必要でしたが、クラウドでは、ネットワーク上にあるサーバの中に、ソフトウェアやデータがあるため、ネットワークを通じてサービスを利用することができます。
データをインターネットに保管することにより、セキュリティを確保でき、メンテナンスも不要。ネットワークに接続できる端末があれば利用できる「クラウド」は、ビジネスでもプライベートでも、さらに活用の場が広がっています。
11「自分の日常を記録する『ライフログ』」
自分の日々の生活(Life)に関する事柄をデジタルデータとして記録(Log)することを「ライフログ」といいます。例えば毎日の食事や歩数、運動量、体重などを記録しておけば、健康管理に役立てることができます。また、旅行やイベントなどの写真を記録して、「思い出」を保管することもできます。最近はスマートフォンを使ったSNSの普及により、楽しむ方たちが増えてきました。
ライフログを実践する上で大切なのは、こまめに記録し蓄積すること。記録は蓄積されてこそ有効活用できるのです。過去の記録を振り返ると自分をより客観的に見つめられるので、自己を再発見したり、改善すべき点や成長のきっかけが見つかる、といった声もあります。活用の仕方次第でさまざまなメリットが生まれそうですね。
10ネット選挙と、「ビッグデータ」
7月の参院選からネット選挙が解禁される中、「ビッグデータ」が注目されています。「ビッグデータ」とは簡単に言うと「インターネット空間にあふれる大量の情報」のこと。米・オバマ大統領は2012年の大統領選挙で世論調査やネット情報を「ビッグデータ」として集積し、選挙データ分析の革命と言われました。データ分析を重ねることで、よりきめ細かく、特定の地域・年代の有権者の関心や好みがわかるようになります。候補者にとってインターネットは自分たちの主張を発信する道具であると同時に、有権者の情報を集める道具にもなるのです。選挙の動向とともに、どのようにビッグデータが活用されるのか、それにより誰でも簡単に情報を発信できるインターネットの双方向性の進化も見えてきそうです。
9デジタルシニア
インターネットやデジタル機器を使いこなすアクティブなシニアは「デジタルシニア」と呼ばれ、注目を集めてきています。「IP電話で、離れて暮らす家族とのコミュニケーションが増えた」、「趣味で通い始めたダンス教室で、自分の踊る姿を録画してインターネット上ヘアップしたら同じ趣味を持つ人から反響があった」など、家族はもとよりネット上で知り合った友人とメッセージや写真などを積極的に交換して楽しんでいるようです。
さらに、ショッピングやチケット予約、オークションまで、デジタルシニア層のネットの利用範囲は広がっています。「時間」と「体力」をセーブしつつ、いつでもどこでも利用できるネットの特性とデジタルシニア層のニーズはマッチしており、今後、シニアライフにとって大きな役割を果たすものになっていくことでしょう。欲しい情報を積極的に求め、知的好奇心が刺激され、購買・消費をしていく。もともと、堅実な消費の伸びを示しているといわれている世代ですから、デジタルシニア層は、厳しい経済情勢を、もっと明るく元気にしていくかもしれませんね。
8ソーシャルメディアの広がり
「ソーシャルメディア」とは、ユーザーが情報を発信し、形成していくメディアのこと。日々更新される日記的な「ブログ」や短文投稿情報サービスの「ツイッター」、最近では、「フェイスブック」が話題です。スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、新たなメディアとして浸透しつつあります。 東日本大震災では、情報収集や安否確認の手段として、ツイッターが活用されました。震災直後に電話やメールがつながらない中でも、ツイッターの使える場面が多かったからです。今後も、ソーシャルメディアは世の中の動きに大きな影響を与えていくことでしょう。多くの情報の中から必要な情報を選び取る力を高めて、上手につき合っていきたいものです。
7スマートフォンの『スマート』とは?
電車の中や街中で、携帯画面を指でなぞるスマートフォンユーザーをよく見かけるようになりました。携帯電話各事業者が製品ラインナップを拡充したことで、スマートフォンは国内で急速に普及し始めています。
ところで、いまさらながら、スマートフォンとはどのようなものを指すのでしょうか?「スマート」は英単語の「smart」=「頭の良い」ことを意味します。「スマートフォン」は「多機能携帯電話」と訳され、通話以外の機能(たとえば、本格的なネットワーク機能、スケジュール・個人情報の管理など)を併せ持つ「頭の良い電話」ということになります。加えて、ゲームや電子書籍、音楽配信などのコンテンツをダウンロードして、自分好みに機能をカスタマイズできるのも大きな特長です。
いろいろなことができるスマートフォンですが、使いこなすのが難しいのでは?と感じている方も多いでしょう。スマートフォンは「道具」の一つであり、それを使いこなす人のニーズやスキル次第です。自分に必要な道具かどうかを見極めて、スマートフォンをスマートに使いこなせるようになりたいものです。
6携帯電話でも、節電対策
今年の夏は、東日本の電力不足が懸念され、さまざまな場所で節電対策が求められることと思います。携帯電話で、私たちに出来る身近な節電対策を行ってみましょう。
まず、電池消耗が大きいのが携帯電話のディスプレイ表示です。明るさや、点灯し続ける時間を設定できるので、必要最低限の状態に変更しておくと良いでしょう。また、携帯電話は電源が入っているだけで3秒から5秒に一度、位置確認のための電波を基地局へ飛ばしています。そのため、無意識のうちに電池を消耗していることになりますので、まったく使わない時は電源をオフにしておくと電池消耗を抑えられます。
最近では、懐中電灯、AM/FMラジオのついた手回し発電機内蔵の小型充電器も登場し、非常用グッズとして購入する方も増えています。情報収集や知人の安否確認、自分の無事を知らせるために大切な携帯電話を上手に活用しましょう。
5デジタル放送化
地上デジタル放送用の電波塔となる東京スカイツリーの建設が話題です。完成すれば電波塔としては世界一の高さとなります。ところで、従来のアナログ方式のテレビ放送が来年7月に終了しますが、そもそもどうして「デジタル放送化」をするのでしょうか?デジタル放送では、アナログ放送に比べてたくさんの情報を送ることができるので、テレビ放送の占有する周波数帯域を空け、将来、次世代携帯電話をはじめとする移動体通信などの周波数需要に応えることが当初の目的でした。
デジタル放送では、高品質な映像・音声サービスにより、カーナビや携帯電話など移動しながらでも乱れのないキレイな映像を見ることができるようになります。また、データ放送などの多様なサービスの提供も可能になります。通信・放送の世界は日々進化を続け、これからも人々の生活に浸透していくことでしょう。
4正しいキーボード位置で、疲労を軽減
長時間のパソコン作業は、眼精疲労や肩こりにつながります。ディスプレイの見過ぎだけではなく、キーボードやマウスを操作するときの姿勢や操作法もその原因の一つです。
たとえば、キーボードを置く位置は、指のホームポジションを基準に考えて、「G」と「H」のキーの間をディスプレイの中心と同じ位置にすることで、体の不自然なねじれを解消します。キーボードの位置を変えるだけで体の負荷を減らし、作業の効率アップにもつながると思いますのでお試しください。
3『電子辞書』のススメ
知りたい単語を入力すれば、ピンポイントで検索し意味を表示することができる。
「電子辞書」は、誰もが簡単に使えるIT機器です。わずか200グラム前後のボディに英和辞典、和英辞典から、漢和、広辞苑、さらにはパソコン用語事典、家庭の医学や冠婚葬祭マナー辞典など広範囲にわたります。これらを実際手元に置くとなると大変なスペースを要しますが、電子辞書は1台で何役もこなしてくれます。
電子辞書は、ビジネスマンから学生に至るまで広く愛用されています。たとえば、書類上の分からない言葉や漢字を検索するのに有効ですし、海外に出張した時は翻訳機能が効果を発揮します。最近では、パソコン上に組み込んで利用する辞書も登場しています。調べたい語の上にマウスを重ねるだけで英単語や用語(国語辞典や時事用語辞典)、そして専門用語などを即座に参照できるのです。
軽い、音声が出る、単語を探し出すのが便利など、従来の「辞書」としての枠組みを越えた情報機器として発展する電子辞書を積極的に活用して、言葉の本義や正しい使い方を身につけていきましょう。
2安心できるI T 環境
最近、一番流行しているウイルスは、実は「USBメモリ」を媒介とするものだということをご存知ですか?
2008年の感染被害報告総数に対する割合は約11%と、最も大きな割合になりました。取り扱いが簡単でデータの保存や移動などにも便利なUSBメモリですが、使う前には必ずセキュリティ対策を心がけましょう。

ウイルス対策 7つの心得!
  1. □ パソコンのウイルスソフトを適切な状態で利用する。
  2. □ 大切なデータは、本体以外に必ずバックアップを取る。
  3. □ 発信元が分からない添付ファイルは開かない。
  4. □ オークションやネットショッピングは、必要最低限の情報で。
  5. □ 迷惑メールはそのまま放置せず、対策を考える。
  6. □ 電話番号やメールアドレスをなるべく公開しない。
  7. □ セキュリティ関連の最新情報を意識する。

IT環境において、セキュリティ対策にどこか1つ抜け穴があると、そこから一気にウイルスが広がってしまう可能性があります。適切なセキュリティ対策をおこなって、さまざまなリスクにさらされているIT環境を安全なものにしていきましょう。
1マイナス検索

人名・地名・語句など、分からない言葉の情報を求めて、Yahoo!(ヤフー)やGoogle(グーグル)といった「検索エンジン」を利用して、情報を検索したことがある方も多いはず。しかし、お目当ての情報になかなかたどり着けず、イライラしたことはありませんか? そんな時に便利なのが、この「マイナス検索」です。方法は、検索結果から除きたいキーワードの直前にマイナス記号“ −” をつけて検索します。そうすると、“−” がついている言葉が含まれているページを除外したリストが表示され、検索数は減少します。ぜひ一度お試しください。