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キーパーソンに聞く
社会やお客さまのDX実現を支援する
ローコード/ノーコード開発、
クラウドサービス等の活用拡大に向けた取り組み

中期経営計画「Vision2026」の実現に向けて、キーパーソン3名に聞きました。

所属部署・役職など、記事内に記載の内容は2023年3月の取材時点のものです。

各部門ではどのようにローコード/ノーコード開発、クラウドサービス等を活用していますか。

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社会システム事業部長
小森 昌博

小森:社会システム事業部は、道路、航空、通信、宇宙、メディア関連など幅広い分野の案件を手がけており、スクラッチ開発とWebPerformerなどを活用したローコード開発の両方を行っています。ローコード開発は、プログラミング作業を極力減らし、あらかじめ用意されている開発ツールをベースにしてシステムを構築する手法です。スクラッチ開発よりも開発期間を短縮できる上、プログラミングによる不具合が少なく品質を担保できるので、生産性と品質の向上に寄与しています。

秋山:カスタマーサクセス本部は、営業とコンサルタントが一体となって提案活動を展開しています。お客さまの業務改善を支援するソリューションとしてASTERIA Warpなどのノーコード開発ツールの活用をご提案しています。ノーコード開発は、プログラミング作業を行わず直感的に操作できるツールを使う手法です。例えば、画面上のアイコン同士を線でつなぐだけでシステム間のデータ連携ができるため、ITに精通していないお客さまでも迅速にシステムを開発することが可能です。

水田:IoT&クラウドシステム事業部は、製造業や自動車関連のIoTソリューションや、ServiceNowというクラウドサービスを活用した開発に取り組んでいます。クラウドサービスは、インターネット経由でソフトウェアやハードウェアの機能を提供するサービスです。自前で設備を用意する必要がないため、より低コストで迅速にシステムを構築できます。

お客さまのニーズが増えている理由を教えてください。

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カスタマーサクセス本部長
秋山 好成
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カスタマーサクセス本部長
秋山 好成

秋山:お客さまのニーズが増えている理由の1つは、DXの推進です。ビジネスを変革するためには、必要な時に必要なシステムを構築し、市場ニーズに合わせて柔軟に変更する必要があります。こうした課題を解決するためにこういった開発手法の活用が求められていると思います。

水田:ServiceNowも、データのデジタル化を目的に導入されるお客さまが多いですね。このようなプロダクトの活用は民間企業だけでなく、行政でも広がっています。

小森:社会インフラ領域の開発案件でも引き合いが増えています。以前はスクラッチ開発で行っていた大規模な案件も、ローコード/ノーコード開発やクラウドサービスを活用して開発する流れが加速していると思います。

今後の取り組みを教えてください。

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IoT&クラウドシステム事業部長
水田 貴之

小森:当部門では、WebPerformerを活用した大型請負案件の開発実績を有しており、引き合いが増えています。認定技術者を増やすなどエンジニアの育成を強化し、社会インフラ領域での請負案件の拡大に取り組んでいきます。

秋山:DXを支援するソリューションとしてノーコード開発などを提案していくことはお客さまの裾野を広げる上で非常に有効です。セミナーなどを通して今まで当社がアプローチできなかったお客さまを獲得し、プライムビジネスの拡大につなげていきます。

水田:前年度はServiceNowを活用した大型請負案件の獲得が進みました。今後は大型案件の開発経験を活かすとともに、さまざまな製品・サービスを組み合わせることで、より多くのお客さまのビジネスに貢献できるサービスを提供していきます。

※ オリジナルのシステムをゼロから作り上げる開発手法のこと