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担当取締役に聞く
業績拡大に向けたラインサポートスタッフの取り組み

事業部門を横断的にサポートし、事業拡大と収益向上をはかります

ラインサポートスタッフの業務内容を教えてください。

事業部門を横断的にサポートする部門で、営業部門、事業部門、開発プロジェクトと密接に関わりながら、組織やプロジェクトの収益性向上やシステムの品質向上などを支援しています。
当部門は3つの部で構成されており、プロジェクトのリスク管理や品質管理に取り組む「プロジェクト管理本部」、事業部の戦略の立案と実行を支援する「事業戦略部」、ビジネスパートナーから技術者の調達を行うほか、IT機器やソフトウェアの仕入れを行う「購買部」があります。

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業績拡大に向けたラインサポートスタッフの役割について教えてください。

当社の基盤事業であるシステム開発事業とSI事業は、優秀な技術者をいかに多く、安定的に確保するかが事業拡大の大きなカギになります。そのため、開発プロジェクトに必要な技術者を質・量ともに確保すべく、ビジネスパートナーとの連携強化をはかっています。
また、収益性向上のためには、不採算プロジェクトの発生を抑制することが非常に重要です。数年前に比べれば発生件数も金額も減ってきていますが、それをゼロに近づけるために、プロジェクトの規模、工程、金額といったさまざまな点から当該プロジェクトの妥当性を、今まで以上に厳密に精査しています。こうすることによって、プロジェクトの収益性と品質の両方を担保できると考えています。さらに、プロジェクト管理で活用できるフレームワークやノウハウなどを提供するための情報基盤も整備し、各事業部に提供することにより、予算管理の精度向上やプロジェクト管理の徹底をはかっています。

今期の具体的な取り組みについて教えてください。

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取締役 執行役員 ラインサポートスタッフ担当
澤田 伸行

不採算プロジェクトの発生を抑制していくために、プロジェクト管理本部では、プロジェクトのモニタリングを行って問題点の早期発見とリスク低減をはかっていきます。また、近年、従来のシステム開発手法に比べて開発期間を大幅に短縮できるとして注目されている「アジャイル開発」に関する事例やノウハウの収集も行い、現場がこうした開発手法に即応できる体制を整えていきます。
事業戦略部では、PDCAサイクルを回して事業計画の達成を支援するとともに、より収益性の高いプロジェクトにリソースを集中していく取り組みを加速させていきます。ここ数年で、当社がこれから特に注力していきたい分野や、より収益性の高い分野を明確化し、どの分野に人材を集中させていくべきかを全社的に検討し、決定する体制を構築してきました。これらの戦略を着実に実行するため、課題整理や対策立案など各事業部を支援していきます。
購買部では、お客様のニーズに的確に対応し、受注をさらに拡大していくために、引き続きビジネスパートナーとの連携を強化し、お客様からの引き合いにマッチするスキルやノウハウを持つ技術者を増員していく方針です。
このような取り組みにより、当期の業績目標達成を確実なものとしていくとともに、中長期的な事業拡大と収益向上を実現してまいります。

※PDCAサイクル:業務を継続的に改善していくための手法のひとつ。「Plan(計画)」、「Do(実行)」、「Check(評価)」、「Action(改善)」の略