近年、情報通信システムの高度化・多様化がいっそう進む中で、社会の情報化はこれまでにない速さで進展しています。さらに、グローバル化やスマートデバイスの普及などにより、情報コンテンツの増大化・多様化が加速度的に進んでいます。それに伴い、企業においては進化を続ける情報システムへの対応が求められています。キーウェアでは、常に変化する社会環境、ビジネス環境へ柔軟に対応し、企業へ最適なシステムの提供を行っています。
株式会社時事通信社様は、刻々と飛び込んでくる政治、経済、社会、スポーツなどさまざまな分野の最新ニュースを、新聞やテレビなどの約140社の契約メディアへ一斉に配信するサービスを提供しています。その情報は新聞紙面や放送用などに利用されるとともに、インターネットの情報サイトを通じて、一般読者にも直接届けられています。また、ニューヨーク、ロンドン、モスクワ、シドニー、北京、ハノイなど海外総支局28ヵ所に特派員取材網を展開するとともに、トムソン・ロイターやAFP※などの国際通信社と提携し、全世界から入電する膨大なニュース（情報）を配信しています。これらのニュースの配信先は、国内にとどまらず、日本企業の海外拠点などにも配信され、さらには日本の政治、経済、社会にかかわる多彩なニュースを海外メディア向けに英文で配信するなど日本の今を全世界にリアルタイムで伝えることで、日本と世界をつなぐ架け橋となっています。
メディア向けの情報配信に加え、同社のもう一つの大きな事業の柱が、金融機関、官公庁など経済・行政のプロフェッショナル向けのニュースサービスです。金融、証券市場の動き、中央省庁の政策立案や地方自治体の行政動向などの専門性の高いニュースを配信しています。証券・為替市場では、これらのニュースが、市場参加者に瞬時に伝えられ、相場が大きく動くなど、国内外の経済や社会に少なからぬ影響を与えています。
キーウェアは20年以上にわたり、同社が金融機関や証券会社、商品取引員、一般企業などへのマーケットに関するニュースやデータを提供するシステムに携わってまいりました。具体的には同社とご契約されているお客様がニュースや為替、金利情報などを受信する専用端末のシステム開発、運用、保守、さらにはそれを展開する作業を担当してきました。現在では、Webでの情報配信が主流となる中で、マーケット情報を集信するシステムと、ニュースやマーケット情報をお客様に提供するシステムの一部を開発しています。
ニュースやマーケット情報という、「速さ」そして「正確性」を求められる同社では、365日24時間、情報配信サービスの停止が発生しないよう、ミッションクリティカルな（常時止まらない）システムが求められています。今後も時代とともに配信形態や情報システムが進化する中で、キーウェアはこれまで培ってきた豊富な業務ノウハウを基盤に、最新のIT技術の活用と柔軟な発想により新しいサービスの充実をはかり、お客様をサポートしてまいります。
※AFP:フランス通信社（Agence France-Presse）のフランス語略称
