HISTORY

キーウェアグループのあゆみ

1965 - 1980年代

ITの黎明期に技術者派遣、
受託開発で実績と評価を獲得

コンピュータがようやく社会に広がり始めた1965年、当社はコンピュータを主体とする「エレクトロニクスの総合コンサルタント」を目指し、日本電子開発株式会社(NED)として創業しました。
情報化社会の到来を見据え、ソフトウェアとハードウェアを両輪として事業をスタート。NECグループをはじめ、NTTグループやJRグループなどの技術支援を担いながら各種のシステム開発に参画し、技術力を急速に高めました。社会インフラや官公庁のシステム構築に携わるとともに、宇宙開発にも貢献し、事業の基盤を着実に拡大していきました。

社会とITの遍歴

1960年代から1980年代にかけて、日本および世界のIT産業は急速に発展し、現在のIT技術の基盤が築かれました。この時期は、大型コンピュータ(メインフレーム)の全盛期となり、企業や官公庁で基幹システムの導入が進展。コンピュータの小型化も進み、ミニコンピュータが登場しました。半導体技術の進歩により計算能力が飛躍的に向上し、ソフトウェア産業も発展。さらに、1970年代にはインターネットの萌芽ともいえる研究が始まり、のちのネットワーク社会の礎が築かれました。

1964
  • 東海道新幹線開通
  • 東京オリンピック開催
1965
.05

日本電子開発株式会社
(現 キーウェアソリューションズ)を設立
(資本金 10百万円)

1965
IT Trend

みどりの窓口オンライン・システム稼動

1965年、国鉄の主要駅に「みどりの窓口」を開設。前年に開通した東海道新幹線を含む座席予約システムが稼動した。

1968
  • ハードウェア部門の本拠地として府中に総合研究所を開設、自社製コンピュータやプリンタ等を開発
総合研究所
1968
IT Trend

Intel社が設立され、半導体産業が本格化

トランジスタからIC(集積回路)へ進化し、コンピュータの小型化が進む。

1969
  • アポロ11号 人類初の月面着陸
IT Trend

米国でARPANET(インターネットの前身)開始

米国防省の高等研究計画局が1969年に導入した、世界で初めて運用されたパケット通信コンピュータネットワークであり、インターネットの起源でもある。

1971
IT Trend

Intelが世界初のマイクロプロセッサ「4004」を発表

CPUの概念が生まれ、コンピュータが大型から小型化する転換点となる。

1973
  • 第1次オイルショック
1974
  • 通産省補助金による「事務処理ソフトウェアモジュール技術研究組合」が発足、代表理事会社に就任
  • 宇宙開発事業団・種子島宇宙センター大崎射場から試験ロケットN1型の打ち上げをソフト部門で支援協力
  • 宇宙開発分野でのソフトシステム開発事業に本格参入
宇宙開発事業団からの感謝状
1976
IT Trend

Apple Computerが設立

パーソナルコンピュータの時代が本格的に始まる。

1979
  • 情報化促進の貢献により、通産大臣から表彰される
1982
IT Trend

NECが「PC-9801」を発売し、日本のPC市場を牽引

1983
  • 医療機関向けパッケージソフト Medlas臨床検査システムを販売開始
    その後、Medlas(メドラス)シリーズとして病理、細菌、遺伝子等の検査システムを販売開始
  • 財団法人国際情報化協力センター(CICC)の理事会社に就任
  • 宇宙開発事業団からNロケット1号機による技術試験衛星の打ち上げ支援に対する感謝状授与
1983
  • 東京ディズニーランド浦安にオープン
IT Trend

ARPANETがTCP/IPプロトコルを正式採用

インターネットの基盤となる通信技術完成。

1984
IT Trend

Appleが「Macintosh」発売

GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)が普及。

1985
  • 日本電信電話公社民営化、NTTに
1986
  • (財)無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)の設立に理事会社として参加
  • 大阪支店(現 キーウェア西日本株式会社)開設
  • 宇宙開発事業団から「H-1ロケット試験機1号機打ち上げ支援」に対する感謝状授与
1987
  • 八幡山事業所開設
  • 宇宙開発事業団から「Nロケット終了にあたりそれまでの実績」に対する感謝状授与
1987
  • 国鉄民営化、JRに
IT Trend

NTTが、初のハンディタイプの携帯電話機発売

1988
  • SI企業(第1期認定企業)として通商産業省より認可
1989
  • 昭和天皇崩御、年号を「平成」に改元

1990 - 2000年代

システムインテグレーターとしての確立
ITソリューション企業へ進化

ITの進化とともに、業務システムの高度化が進み、当社グループも公共向けに加えて企業向けシステム開発を拡大しました。業界標準(デファクトスタンダード)を意識した技術戦略を推進し、ロータス製品やSAPをはじめとするERPの導入支援を開始。システム構築や運用支援まで含めた総合ITサービスへと展開し、システムインテグレーターとしての事業基盤を確立していきました。2001年には現在の社名に変更し、2006年には東京証券取引所に上場を果たしました。

社会とITの遍歴

バブル崩壊や金融危機を経て、企業のIT投資が活発になりました。IT業界では「ネオダマ」の概念が浸透し、メインフレーム中心のシステムから分散型・オープンシステムへの移行が進展。2000年代に入ると、インターネットの普及とグローバル化が加速し、企業のデジタル戦略が本格化しました。ITの役割もさらに重要になりました。

1990
  • 九州支店(現 キーウェア九州株式会社)開設、新潟技術センター開設
  • 中部技術センター(現 キーウェア西日本株式会社東海支店)開設
1991
  • 北海道技術センター(現 キーウェア北海道株式会社)開設
  • ヘルプデスクサービス事業を開始
1991
  • バブル経済が崩壊し、企業のコスト削減や経済の停滞が進む
IT Trend

ネオダマ(ネットワーク化、オープンシステム、ダウンサイジング、マルチベンダー/マルチメディア)の進展により、企業の情報システムのオープン化・分散化が加速

1992
  • 府中事業所開設
  • 通産省より「新貿易保険情報システム」に対する感謝状授与
1993
  • Jリーグ開幕
1994
  • ロータスノーツなどのISV認定技術教育事業の開始
  • SAPジャパン社との協業により、ERP(R/3)事業を立ち上げ
1995
  • フィールドサービスセンター(FSC)を設置し、コンピュータ保守事業を立上げ
  • ノーツコンソーシアム入会
コンピュータ保守事業
コンピュータ保守事業
1995
  • 阪神・淡路大震災
IT Trend

Windows NT Serverの登場により、企業のIT環境の変革が進む
Linuxの登場が、オープンソースソフトウェアの普及を後押し

1996
  • 制御システムの分野で、ISO9001の認証取得
  • ロータスノーツ用業務パッケージ「まいきゃび」シリーズ販売開始
「まいきゃび」シリーズカタログ
「まいきゃび」シリーズカタログ
1997
  • (財)無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)および文部省宇宙科学研究所(ISAS)から「SFUミッション」成功に対する感謝状授与
1997
  • 大手金融機関が相次ぎ破綻し、金融不安が拡大
1998
  • 「まいきゃびkinmu」が米国ロータス社より「BestDesign」賞受賞
1998
  • 長野冬季オリンピック
IT Trend

DVDが登場し、大容量のデータの記録が可能に

1999
  • SAPジャパン株式会社よりSAP AWARD OF EXCELLENCE'99受賞
  • 品質マネジメントシステム( ISO9001 )を全社で認証取得
1999
IT Trend

ITバブルの到来により、インターネット関連企業が急成長、市場の活性化が進む
NTTドコモが「iモード」を開始し、携帯電話でのインターネット利用が本格化

2000
  • プライバシーマークの認証取得
  • SAPジャパン株式会社よりSAP AWARD OF EXCELLENCE2000受賞
  • 三菱商事、JR東日本情報システム、日本HPより 資本参加を受けパートナー関係強化(※三菱商事、日本HPとの資本関係は現在、解消しています。)
2000
IT Trend

「IT革命」が叫ばれ、企業のデジタル化が加速、インターネットのビジネス活用が本格化
Web技術の進化が進み、ECサイトやオンラインサービスが急成長

2001
.01

社名を
「キーウェアソリューションズ株式会社」に変更

2001
  • 「キーウェアサービス株式会社」(子会社)を設立
  • SAPジャパン株式会社よりSAP AWARD OF EXCELLENCE2001受賞
SAP AWARD OF EXCELLENCE受賞
SAP AWARD OF EXCELLENCE受賞
2001
IT Trend

米国のITバブル崩壊により、IT市場が一時停滞

2002
  • SAPジャパン株式会社よりSAP AWARD OF EXCELLENCE 2002受賞(4年連続受賞)
  • 情報セキュリティマネジメントシステム( ISMS )の認証を取得(本社)
  • 監視制御システム「Open Monitor(オープンモニター)」を提供開始
ISMS認証
ISMS認証
2002
  • 住民基本台帳ネットワーク開始
IT Trend

3G通信(FOMA)が開始され、高速モバイル通信時代へ

2003
  • NTTドコモ ソリューションマーケティングパートナー契約締結
  • SO企業として経済産業省より認定
  • 「キーウェア北海道株式会社」「キーウェア西日本株式会社」「キーウェア九州株式会社」(子会社)を設立
  • 情報セキュリティマネジメントシステム( ISMS )の認証を取得(グループ全体)
2004
  • 日本電気UNIVERGEアプリケーションパートナー認定取得
  • 「交通広告システム」販売開始
2005
  • 本社に「キーウェアUNIVERGE新宿ソリューションセンター」(企業向けIP電話のデモルーム)を開設
  • keyCOMPASS事業開始
  • 環境マネジメントシステムの認証取得(キーウェアグループ全体)
UNIVERGE新宿ソリューションセンター
UNIVERGE新宿ソリューションセンター
2005
  • 個人情報保護法が施行され、企業の情報管理が強化される
IT Trend

情報漏洩対策の必要性が高まり、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の導入が進む

2006
.06

ジャスダック証券取引所に株式を上場
(証券コード:3799)

2006
  • 日本版SOX法(J-SOX)施行
    企業の内部統制強化が求められる
2007
IT Trend

iPhone登場(スマートフォン時代の幕開け)

2008
.03

東京証券取引所市場第二部に株式を上場
(証券コード:3799)

2008
  • 株式会社クレヴァシステムズを子会社化
2008
  • 米国のリーマン・ブラザーズが破綻し、世界金融危機が発生
  • IT投資の抑制が進む
2009
  • 「平成20年度 東証上場会社表彰ディスクロージャー新人賞」を受賞

2010 - 2020年代

DX時代の挑戦
新技術と新市場への対応

クラウド、AI、IoTなどの技術革新が進み、DXが本格化するなかで、当社グループは企業のデジタル化支援やコンサルティングなど、DXソリューションの拡充を進めました。 また、業務提携を拡大し、より幅広いニーズに対応できる体制を構築しました。さらに、新事業として、ヘルスケア、農業ICT、セキュリティ、デジタル金融といった分野にも取り組み、ITの可能性を広げながら、デジタル技術を活用した社会課題の解決にも貢献しています。

社会とITの遍歴

2010年代に入り、スマートフォンの普及やクラウドコンピューティングの進化、ソーシャルメディアの台頭により、IT環境が大きく変化しました。クラウド技術の発展により、企業は自社で大規模なITインフラを持たずに、柔軟なシステム運用が可能となり、DX(デジタルトランスフォーメーション)が本格化。さらに、AI・IoT・ビッグデータ解析の技術革新が進み、データを活用した意思決定や業務の自動化が加速しました。2020年代に入ると、コロナ禍を契機にリモートワークやオンラインサービスが急速に拡大し、企業のデジタルシフトが一層進んでいます。

2010
  • 株式会社NTTデータ イントラマートとBiz∫ソリューション販売に関する特約を締結
  • 株式会社NTTデータ・ビズインテグラルより「Biz∫ AWARD 2010 秋 Excellent Project Partner's Award」を受賞
2010
IT Trend

iPhone 4発売、スマートフォン市場の急拡大

2011
  • IFSジャパン株式会社とビジネスパートナー基本契約を締結・IFSジャパン株式会社のERPパッケージソフト「IFS Applications」の提供を開始
2011
  • 東日本大震災(2011年3月11日)
IT Trend

Androidスマホが普及し、国内メーカーもスマホ市場に本格参入

2012
  • 東北支店を開設
  • 「健康からだコンパス LifeRoute」のサービスを開始
「健康からだコンパス LifeRoute」提供開始
「健康からだコンパス LifeRoute」提供開始
2012
IT Trend

政府が「クラウド・バイ・デフォルト」方針を示し、行政のクラウド利用が進む

企業のクラウド活用も加速。

2013
  • 株式会社NTTデータ・ビズインテグラルより「Biz∫ AWARD 2013 春 Sales Partner's Award」を受賞
2013
IT Trend

「スマホファースト」の時代となり、企業のデジタル戦略が変化
ガラケー市場が急速に縮小

2014
  • 株式会社NTTデータ・ビズインテグラルより「Sales Partner’s Award」(3年連続)
2015
  • 農業ICTソリューション「OGAL(オーガル)」シリーズの提供を開始
「OGAL」シリーズの提供開始
「OGAL」シリーズの提供開始
2016
IT Trend

スマホ決済や仮想通貨の普及が進み、フィンテックの発展が加速

2017
  • 合併事業会社「株式会社イーテア」を設立
  • 株式会社NTTデータ・ビズインテグラルより「Biz∫ AWARD 2017 Excellent Award」を受賞
2017
IT Trend

日本政府(内閣府)が「AI戦略」を発表し、企業のAI活用が本格化

2018
  • アステリア(旧社名:インフォテリア)株式会社より「ASTERIA Partner Summit 2018 ASTERIA Contribution Award 2018」を受賞
  • キヤノンITソリューションズ株式会社より「WebPerformer 2018年度 エクセレントアワード」を受賞
WebPerformer エクセレントアワード受賞
WebPerformer エクセレントアワード受賞
2018
IT Trend

経済産業省より「DX推進ガイドライン」が公表され、日本企業のDX戦略が本格化

2019
  • キヤノンITソリューションズ株式会社より「WebPerformer 2019年度 エクセレントアワード」を受賞
  • 株式会社HBAと資本業務提携契約を締結
  • テクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社と資本業務提携契約を締結(※現在は資本関係は解消しています。)
  • 子育てサポート企業として厚生労働省より「くるみん認定」を取得
くるみん認定
くるみん認定
2019
  • 年号を「令和」に改元
  • 働き方改革関連法(働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律)施行
IT Trend

「2025年の崖」問題が提起され、レガシーシステムの刷新が課題に

2020
  • 健康経営優良法人2020(大規模法人部門)に認定(2025年まで6年連続認定)
  • 株式会社NTTデータ・ビズインテグラルより「Biz∫ AWARD 2020 Excellent Award」を受賞
2020
  • 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、社会・経済に大きな影響
IT Trend

リモートワークやオンラインサービスの普及が加速し、企業のデジタルシフトが進んだ

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが5G商用サービス開始

2021
  • 兼松エレクトロニクス株式会社と資本業務提携契約を締結
  • キヤノンマーケティングジャパン株式会社と資本業務提携契約を締結
  • キヤノンITソリューションズ株式会社より「WebPerformer 2021年度 パートナーエクセレントアワード」を受賞
  • 株式会社NTTデータ・ビズインテグラルより「Biz∫ AWARD 2021 Superior Award」を受賞
  • 農業ICT領域専門子会社「株式会社オーガル」(子会社)を設立
  • 株式会社JR東日本情報システムと資本業務提携契約を締結
2021
  • 東京オリンピック・パラリンピック(コロナ禍での延期を経て無観客開催)
2022
  • 「キーウェア東北株式会社」(子会社)を設立
2022
IT Trend

OpenAIがChatGPTを公開し、世界的にAIの活用が進む

2023
  • キヤノンITソリューションズ株式会社より「WebPerformer 2023年度 DX推進アワード」を受賞
  • 株式会社NTTデータ・ビズインテグラルより「Biz∫Partner AWARD 2023 Excellent Award」を受賞
  • 「乗務前確認サービス Powered by LifeRoute」提供開始
  • 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)より「プライバシーマーク制度創設25周年記念表彰」を受賞
  • 東北大学が推進する「業務のDX推進プロジェクト4.0」へ参画
Biz∫Partner AWARD Excellent Award受賞
Biz∫Partner AWARD Excellent Award受賞
2024
  • 岩手銀行とキーウェア、「地域のDX推進に係る連携協定」を締結
  • 株式会社NTTデータ・ビズインテグラルより「Biz∫Partner AWARD 2024 Excellent Award」を受賞
  • 株式会社NTTデータ イントラマートより「intra-mart Award 2024 Superior Partner Award」を受賞
  • 当社が開発に参画した国内初の農業特化型生成 AIが「2024年農業技術10大ニュース」に選定
岩手銀行「地域のDX推進に係る連携協定」
岩手銀行「地域のDX推進に係る連携協定」

2025

未来への展望

技術は進化を続け、
社会もまた変化し続けています。

キーウェアグループは、
培った技術とノウハウを活かし、
新たな可能性を柔軟に取り入れながら、
未来へと歩みを進めています。

これからも時代の変化を見据え、
新たな領域に挑戦し、
企業や社会の発展に貢献していきます。

また人々の暮らしを豊かにし、
持続可能な未来の実現を目指します。

そして、2025年。キーウェアグループは
新たなパーパスを策定しました。​

確かな技術と想像力で未来の扉をひらく

この理念のもと、キーウェアグループは
ITの力で新たな価値を創造し、
社会の発展に貢献し続けます。