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取締役に聞く
社員も会社も成長させる「働き方改革」の実現に向けて

「働き方改革」の推進により、当社の事業拡大とさらなる成長を目指します

働き方改革に取り組む理由を教えてください。

私たちIT企業にとって最も大切なのは、人材です。そのため、多様な強みを持つ社員一人ひとりが、より働きやすく、能力を発揮できる職場環境を整えることが欠かせないと考えています。そのような環境を整えることによって、すべての社員が生き生きと活躍できるようになり、それが当社の事業拡大と成長につながっていくと考えています。

具体的な取り組みについて教えてください。

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取締役 執行役員 コーポレートスタッフ担当
小川 俊一

社員には、誰もが自分の強みを活かして意欲的に活躍でき、自己の可能性を広げられるようサポートをしたいと考えています。
社員の活躍を支援する取り組みとして、キャリアパスを複線化し、組織を統率・運営しつつ全社戦略を具体的に展開する「マネジメント職」と、専門分野のナレッジを高め、各部署における専門的な業務を効率的・効果的に遂行し、高付加価値を生み出す「スペシャリスト職」に分け、社員の希望や適性に合わせて選択できるようにしました。
また、教育研修制度を充実させ、経験や役割に応じた階層別研修や、システムエンジニアとして必要なスキル、マネジメントスキル、コミュニケーションスキルなどを習得するプログラムを設けたり、特定の資格取得に関して奨励金を支給したりするなど、社員の能力を高め、可能性を広げる仕組みづくりをしています。

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女性活躍推進セミナーの模様

仕事と家庭の両立や女性の活躍にも力を入れています。現在、女性社員の割合は全体の約2割ですが、年々増えており、2020年度は新入社員の約半数が女性でした。働き方の多様化が進む中、キャリア形成を考える「女性活躍推進セミナー」を実施しています。両立支援策としては、小学校に就学した月までだった育児短時間勤務を小学校3年生の年度末まで延長するなど制度を拡充し、2019年、厚生労働省から「子育てサポート企業」の認定を受け、認定マーク「くるみん」を取得しました。

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女性活躍推進セミナーの模様

他にも社員が生き生きと働くことができる取り組みを行っています。今年度から有給休暇を時間単位で取得できる制度や、毎週金曜日をドレスコードフリーdayとしてビジネスカジュアルスタイルを奨励する取り組みも始めました。健康診断はほぼ100%の受診率で、健診結果で注意が必要な社員や長時間勤務の社員には保健師面談を行い、産業医と連携する体制も整えています。
さらに2019年度は、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方を推進するため、テレワークの導入を進めました。外出先や移動中などでも効率的に仕事ができるほか、育児や介護などで通勤が困難な場合も在宅での勤務が可能です。今般の新型コロナウイルス感染症拡大の状況下においては、感染拡大リスクの軽減や、社員やその家族の安全確保を目的とし全役職員に原則テレワークを実施しています

今後の取り組みについて教えてください。

社員一人ひとりが「この会社で働き続けたい」と思えるような職場環境を整備することを目指しています。これからも社員の意見に真摯に耳を傾け、可能な限り具現化していきたいと考えています。当社がITを通して社会に貢献できることは、まだたくさんあると自負しています。優秀な人材を確保すべく、さらなる採用の強化や育成・定着をはかり、さまざまな人材の力を結集して新たなイノベーションを創出してまいります。

※2020年4月9日~5月31日、原則テレワークを実施(2020年5月20日時点)