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(別紙)

キーウェアソリューションズ株式会社
NEWS RELEASE
2015年3月4日
キーウェアソリューションズ株式会社



導入事例 宮城県亘理町様
~ 新栽培方式の研究促進と早期の地域展開へ ~



宮城県亘理町(わたり町)のいちご農地の被災と復興

 亘理町は、宮城県南部の太平洋沿岸に位置する町です。宮城県は東北一のいちご生産地であり、亘理町はその生産量の4割を占めていました。しかし、東日本大震災により亘理町では津波が平野部深くにまで押し寄せ、いちご農地の90%以上が浸水し、農地はがれきに埋もれ、苗やハウスも全滅し、また海水は土壌や地下水にまで染み込んだため、深刻な塩害が発生しました。
 その後、東北一のいちご産地復興のため、いちご団地が造成され新しい設備を備えた大規模なハウスと選果場が導入されました。さらに、栽培方式も塩害で使えなくなった土壌を使わない高設ベンチ方式に切り替えられました。いちご団地では、新設ハウスの設備を活かした新たな栽培や、震災前とは異なる高設ベンチによる栽培など、独自の栽培ノウハウを構築することが必要となり、研究のため先行的に整備されたいちごファーム(研究棟)で、新たな栽培方式の研究が進められています。

宮城県亘理町:http://www.town.watari.miyagi.jp/


いちごファームにおける当社の取り組み

 いちごファームにおける研究促進のため、キーウェアソリューションズ(株)のOGALモニター(モニタリングシステム及びセンサー)を導入し、2014年6月、研究利用が開始されました。


当社の取り組み

当社の取り組み


 OGALモニターは、ハウスの屋内外に設置した各種センサーから環境情報をクラウド上に自動収集し、遠隔地からPCやスマートフォンで一日や年毎の変化を一目で把握できるシステムです。品種・作型の研究の他、データに基づいた栽培手法の検討が開始され、CO2施用方法の改善や燃料費の削減につながるなど、早期の地域展開を目指した施策に活用されています。イチゴ栽培方式のひとつであるクラウン加温栽培用のセンサーや湯温温度の制御装置などもOGALモニターと合わせて研究に活用されており、産地の活性化や競争力向上に大きな期待が寄せられています。
 当社は今後も、品質や収量の向上、省エネルギーが可能な新栽培方式の研究及び早期の地域展開について亘理町を支援して参ります。


いちごファームにおける当社の取り組み


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