キーウェアソリューションズ株式会社

製品・ソリューションProducts and Solutions

熟練農業者の技能継承サービス

AI農業*1を実践し、熟練農業者が持つ付加価値の高い作物を作り出す栽培技能を可視化し、それを産地内に普及展開するためのコンサルティングおよび導入支援サービスです。

*1 AI農業 慶應義塾大学 神成淳司准教授が提唱する「農業情報科学(Agri-Infoscience)。人工知能を含めた情報科学の知見を農業分野に適用することで、「農」の「業」を変える、社会システムの変革を促す、一連の取り組みのこと。

技能可視化について

熟練農業者の技能継承サービスでは、熟練農業者が無意識に行っている作業や判断から栽培技能を抽出し、学習教材という形で可視化します。これにより暗黙知となっている熟練農業者の匠の技を、産地内の農家様や新規就農者様が学びとって技能継承することが可能です。

サービス内容

対象作物・品種の作業ポイントの調査

対象作物・品種について、有識者の知見や文献などから農作業の整理を行い、ポイントとなる重要な作業を抽出示します。下図ではいちごの重要作業の抽出例を示しています。

作業毎の気づきポイントの調査

抽出したポイントとなる重要な作業について、さまざまな調査手法を用いて熟練農業者が無意識に行っている判断をあぶりだします。

状態把握ポイントの明確化

熟練農業者が行っている栽培判断がどこにあるのか、そしてその理由は何かを明らかにします。

画像による学習教材の作成

熟練農業者が行っている栽培判断を題材にした学習教材を作成します。教材に必要な素材写真を撮影し、有識者の見解にしたがって学習教材を作成していきます。

学習教材の評価・検証

作成した学習教材を評価し学習効果がどの程度得られるかを確認します。評価結果のフィードバックを行い、十分な学習効果が得られるように学習コンテンツを整備します。

農業の栽培技術に関するe-ラーニング学習教材作成サービス

革新的営農支援に向けた学習コンテンツ作成ガイドライン*2に準拠した形式で、栽培現場で生産者の指導にあたる普及指導員や営農指導員が、日々の活動履歴や生産者からの問い合わせ対応を登録するだけで、農業の栽培技術をeラーニング形式で学ぶ事を可能とする学習教材を作成することを可能とします。作成した学習教材は、指導員の情報共有や生産者への指導、生産者自身が栽培技術を学習する為に活用することができ、人手不足が懸念されている農業の栽培技術指導の現場において、指導員を支援します。

*2 学習コンテンツ作成ガイドラインは、農林水産省令和3年度国際競争力強化技術開発プロジェクトにおける革新的営農支援モデル事業によって、WAGRI*3などの情報システムを活用して統一的な栽培技術情報を流通可能とする情報提供サービスの具体化に向けた農業の栽培技術情報の作成方針を定めたものです。
学習コンテンツ作成ガイドラインは、下記よりダウンロードしてください。
学習コンテンツ作成ガイドライン (2.76 MB)

*3 WAGRIは、気象や農地、収量予測など農業に役立つデータやプログラムを提供する公的なクラウドサービスです。

利用ツール

画像による熟練農業者の栽培技能可視化

画像による可視化には、NECソリューションイノベータ社の「NEC農業技術学習支援システム」*4を活用します。

*4 同システムには、農林水産省の補助事業「AIシステム実証事業」を活用して慶應義塾大学SFC研究所が実施した実証事業において、NECソリューションイノベータ社が連携して開発した研究成果が含まれます。

環境センサーによる可視化

環境センサーによる可視化には、当社環境センサーおよび 圃場モニタリングシステムOGALモニター を活用します。

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