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キーウェアソリューションズ株式会社(以下キーウェア:代表取締役社長 八反田 博、東京都新宿区)は、ERP事業において短期間・低コストでアップグレードを実現する「バリュー・アップグレードサービス」の一環として、日本航空電子工業株式会社(以下JAE:取締役社長 篠崎雅美、東京都渋谷区)で稼動中のSAP R/3システムのEnterprise化が順調に進行していることを発表しました。
1.事例の概要
キーウェアではERP事業のサービスメニューとして、アップグレードを契機としたパッケージ機能向上のメリットを最大限に生かし、長期事業戦略も視野にいれた「バリュー・アップグレードサービス」を提唱しています。
本件は、世界規模で稼働しているJAEの全18社9サイトにおいて、様々な旧バージョンが混在しているSAP R/3システムを同社の情報システム部を支援することにより、1年でEnterprise版へのアップグレード作業を完了させるものでした。導入にあたっての予想プログラム本数は5,000本を超え、9サイト中7サイトをキーウェアが担当しました(内1サイトは開発フェーズのみ支援で、他は稼動まで全面支援)。本年8月に稼働した最大規模の本社(JAE)を含め、現在までに6サイトが順調に稼働しています。
2.
アップグレード実施の背景
海外のグループ企業を含めて、JAEでは基幹システム「J/1」をSAP R/3にて構築し、稼動させていました。しかし、各グループ企業のシステム構築時期が異なるため、SAP R/3システムのバージョンも異なっており、そのことがグループ全体で更なる高度な統一機能(連結経営管理システムやグローバルSCMの導入など)を実施する際の足枷となっていました。
また、運用に際しても複数バージョンの管理・制御を実施せねばならず、その負担も情報システム部に重くのしかかっていました。
3.
アップグレード実施にあたってのポイント
(1)納期の確保
全9サイトを納期通りにアップグレードするためには、対象プログラム本数の正確な把握と効率的な工程計画及び要員計画が必須でした。今回の実施にあたっては、この計画立案が成功の鍵となりました。
(2) 品質の確保
開発サーバ、検証サーバの設置と検証用データの確保そして情報システム部、エンドユーザとの密な連携による確認作業の実施が決め手になりました。 負荷テストの実施や三回に亘る総合テストの実施により、基幹システム「J/1」の精度を高めることができました。
(3) コストの低減
今回のアップグレードではシステム機能の改善を行わない方針でした。そのため、JAE側にとっての最大のメリットは低コストでのアップグレード実現でした。キーウェアはその点を充分に認識し、工程計画に合わせた適切な要員の投入、サイト間での投入要員のシフトなどをタイムリーに行い、生産性の向上に努めました。
4.実施後の効果
当初の目的通り、海外を含めたJAEグループ全体においてSAP R/3のバージョンが統一されることで、グループ全体の情報戦略を実現する基盤が整備できました。運用面からも、全サーバが同一バージョンとなり、日本国内で集中管理されることで効率化が図られることとなりました。カットオーバは来年1月までに各国の休日状況に合わせて実施されますが、これだけの規模のアップグレードを1年という短期間で実施した例は、他に報告されていません。
これを機会としてキーウェアでは、今後もユーザのTCO削減に向けた目標を一気通貫で実現する「バリュー・アップグレードサービス」の更なる展開を図ることにしています。
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